救命救急センターで起きている問題とは?DX化ってなに?

救急医療は現在、さまざまな問題を抱えています。
よく聞くのが救急車のたらい回しです。それ以外にも問題が多くあります。これらの問題を解決するために、時代に合わせた改善策が取り入れられているようです。

救急医療の現状を見ると、救急車の出動回数が増加傾向にあります。中でも高齢者を搬送する機会が増え、出動回数の約6割を占めているとされています。高齢者を搬送する機会が増えた背景として、少子高齢化が挙げられるでしょう。
現在向き合うべき課題は、高齢者の救急搬送についてです。とくに高齢者が単身世帯の場合、「どの医療機関に行けばよいのか分からない」といった声が聞かれます。このような課題を解決することで、搬送までの時間短縮や出動回数の削減に繋がることが期待されています。

安定した救急医療体制を提供するためには、民間企業と連携することも大切です。
民間企業との連携により、感染症患者へのオンライン診療が可能になります。現場に行かなくても診療できるので、救命救急センターは別の患者の診療を行うことができるのです。

また、近年では救命救急センターがDX化してきており、救急に特化したシステムを積極的に導入する病院も増加しています。
時代に合った救急医療を提供していくために、日々試行錯誤している医療業界では、これまで問題視されていなかったことも見えてきていることでしょう。
救命救急センターは、重篤な患者を助けるためにも常に1秒も無駄にできません。今後は、時代に合わせたオンライン診療がさらに多くなると予想されています。